2020年度 創造情報学専攻 修士冬院試に合格しました。(東京大学 情報理工学系研究科)

2020年2月24日

この度、2020年度 東京大学 情報理工学系研究科 創造情報学専攻 修士課程 冬院試(冬入試)に合格しましたので、対策を共有します。

入試科目

創造情報学専攻の入試は次の4科目からなります。詳しくは、創造情報学の入試案内書を参考にしてください。

  • 外国語(TOEFL iBT)
    願書出願よりも前に受験しておきました。夏入試とは異なり、TOEFL-ITによる代用は認められていないことや、TOEFLの結果を大学院に送付するのに最低でも4週間かかることに注意してください。
  • 専門科目(創造情報学)
    2020年2月5日(水)実施。「ソフトウェア・アルゴリズム,コンピュータハードウェア,情報システムなどに関する問題が出題される.3問解答する.」となっています。
  • 一般教育科目(プログラミング)
    2020年2月6日(木)実施。入試案内書では、「午前は,各自がノート PC を持参し,与えられた課題についてのプログラムを作成する.プログラミング言語は各自の得意なものを使用してよい.午後は,各自のプログラムについて個別に簡単な口頭試問を行う.プログラミングは,午後の口頭試問を併用して,問題の分析,設計,ドキュメント作成,プレゼンテーションなどの能力も問う.」とあります。
  • 口述試験
    2020年2月7日(金)実施。「口述試験では,筆記試験の内容や,それまでの研究テーマ,大学院での研究テーマ志望などについて口頭試問する.」とあります。

外国語(TOEFL iBT)

学部の間に留学プログラムに参加したいと考えていたので、学部1年のときからTOEFLの勉強はしていました。勉強にあたって利用したのは次の2冊です。

TOEFLの単語帳として定番の本を挙げておきます。学部1年に英単語は一通り勉強していたので、5月全く使っていません。RANK1-4までありますが、RANK1は大学受験レベルの単語のため覚える必要がないので、新単語は3000単語程度です。現在の理解度は、RANK2-3が90%, RANK4が50%といったところでしょうか。

iBTの鬼門はスピーキングだと思います。一応テイエス企画の本を買いましたが、模範解答があまりにも高度で、実際に模範解答レベルで解答することは私にとっては難しいです。

よりかんたんなスピーキング対策のテンプレートとしては、NotefullのYouTube動画が参考になると思います。YouTuberのAtsueigoさんが紹介していたものですね。

TOEFLに関しては日本語よりも中国語の情報が充実していると思います。TOEFL対策に関しては中国のウェブサイトやテンプレートが優れていると思います。考满分では無料でTPO(iBTの過去問)を解くことができるため重宝します。また、googleもしくはbaiduで「黄金口语80题」と検索すると、スピーキングのテンプレートが出てきます。第2外国語で中国語を選択していた人にとっては有利だと思います。

夏院試のためにTOEFL iBTのテストを5月に受けていたため、5月のスコアを提出しました。

提出したスコアは Total 96 (Reading 27, Listening 24, Speaking 21, Writing 24)です。

専門科目(創造情報学)

学際情報学府学際情報学専攻総合分析情報学コースにも出願していたため、その対策と重複します。列挙する分野は下の記事を参考にしました。

上の方は院試勉強にかなりの時間を投下されていたようですが、私はそこまでの時間を費やしていません。

勉強した分野

創造情報学の試験範囲は広く、全てを対策することは現実的ではありません。また、情報理工の試験の前に学際情報学府(総合分析情報学コース)の試験が控えていたことから、学際情報学府で頻出の分野を中心に勉強しました。

よく勉強していた分野

  • コンピュータアーキテクチャ
  • オペレーティングシステム
  • アルゴリズムとデータ構造
  • ネットワーク
    ※創造情報学で出題されることは少ない印象ですが、総合分析情報学コースで頻出のためよく勉強していました。今回の入試では語句説明にネットワークの単語が出たため、結果的には大正解でした。
  • 論理回路

参考程度に勉強していた分野

  • 機械学習
    ※創造情報学・総合分析情報学ともに頻出の分野ではありますが、私は機械学習関連の本の執筆に携わっていたため割く時間は軽めでした。
  • コンピュータグラフィックス
  • 情報理論
  • ロボティクス・制御

(ほぼ)勉強していない分野

  • 離散数学
  • 信号処理
  • 言語理論
  • 数値計算

私はケチなので、大学の図書館で本を2週間借りる→勉強する→期限が来たら別の本を借りる というサイクルを繰り返していました。学際情報学府の過去問が豊富に公開されていたため、あまり教科書の演習問題は解いていません。もちろん、必要に応じて買った本もあります。

冬院試対策をしている人は少ないので、図書館の本が貸し出されることも少なく、本をそれほど買わなくてもなんとかなります。

専門科目の分野別参考書と対策法

長くなるため、別の記事にします。

一般教育科目(プログラミング)

専門科目でアルゴリズムとデータ構造の対策をし、過去問を解いておけば十分だと思います。

具体的なタスクとしては、いわゆる「螺旋本」を実装することです。年末年始の休みを使って進めていきましたが、もっと早い段階でやるべきでした。

その後に、情報理工学研究科の公式ホームページに載っている5年分の過去問を解きました。Qiitaにはそれよりも前の過去問が載っているみたいです。

それでも物足りない人は、AtCoder Beginner Contestの過去問を解いておくと良いと思いますが、そこまでやるのであれば他の分野を対策したほうがよいかと思います。

口述試験

プログラミング試験が終わった日に、自然言語処理関連の論文をGoogle Scholarで漁りました。口述試験は合格にほとんど関係ないというのが定説であるため、不自然な受け答えがないようにするくらいの心持ちで軽く対策していました。

2020年度 冬院試の問題再現・感想

長くなるため、別の記事にまとめます。

得点開示

申請していますが、1ヶ月後になりそうです。